農大卒業後に実家の農業を継ぎました。父はすでに病気を患っていて、主軸になるのは私。いずれ家業を継ぐのだろう…とは思っていたものの、自分では数年、外で働いてから家に戻るつもりだったもので、予想外の展開にとまどいました。
慣れない農作業。農大出身とは言え、理論と実作業は雲泥の差があります。果物から菊まで、扱う品種が多いことも理由の1つ。数多くの品種の育て方・品種改良の情報・適した肥料… 学ぶことが果てしなく、体力・気力・知力がまったく追いついていきません。どの品種を育てるべきなのか迷い作付け面積が広げられず、収穫量が落ちる一方。当然売上・収入も減る一方です。
収入が減っても、来年分の種や堆肥は買わなくてはなりません。足りない経費は、当初、農協からの融資を使っていましたが、融資枠にも限界があります。それでも足りない分は、消費者金融で借金をして賄いました。この時は、金利の重さが実感できていなかった。
それから後は「借りて返す」の繰り返しです。よく何年ももったものだ…と今となっては思います。そんな借金漬けの毎日も、ある日、急に終わりが来ました。もうどこからも借金ができなくなったのです。このまま廃業か…と涙にくれていた私に、父の代からの知り合いだという方々が援助してくれました。ある方は堆肥を。ある方は種を。ある方は最新機械の貸与を。これで目が覚めました。まずは、きちんと借金返済をしようと。
調べてみると、債務整理の相談を受けている弁護士の先生が見つかりました。
さっそく、債務整理相談に。借金額は相当あるものの、長期間、消費者金融を利用していたので、任意整理がいいのではないかという助言をいただきました。そして、任意整理後は、消費者金融からの借金を大きく減らすことができ、何より金利がなくなったのが大変に助かりました。返済の目途が立ち、一気に気持ちも楽になったのです。
一段落ついたところで、援助を受けた方々に御礼に行きました。皆さん、わがごとのように喜んでくださり、あらためて山梨の土地の結びつきに涙しました。山梨の土地に根付いた信頼、先祖代々の信用によって生き返ることができました。ありがとうございました。
山梨でワイン農家を営んでいます。甲府ワインの評判・実績も年々高まり、売上も堅調でした。しかし、不景気になるとワインはあおりをくらってしまい、出荷量が落ちこみます。加えて、ワインの原材料であるブドウも天候の影響をダイレクトに受けるため、収穫量はなかなか一定しません。それでも「日本のワイン」を…という想いから、仕事をずっと続けてきました。そこに信じられない天災が。
季節外れの雹(ひょう)が降って、ハウスがめちゃめちゃになってしまったのです。今年の収穫はまったく見込めなくなりました。ハウスの修理・来年の種付・肥料代… 借金だけが増えていきます。同じ農協にいた農家もどんどん廃業していきます。それでも私は、廃業をしたくありませんでした。山梨の地場産業を育てたい! そんな思いに駆られて、貸してくれる所ならどこからでも、お金を借りました。当座の資金を回しつつ、いずれ、利益が出る日を信じて。
でも、そうはいきませんでした。ついに収益以上の借金返済額がのしかかるようになって、行き詰まりました。ここで、債務整理を決意。債務整理専門の弁護士の先生に相談し、個人再生をすることに。最低限、収入の糧となる土地だけは残すことができそうです。借金を何とかできれば、やり直せる… その気持ちを法律と弁護士の先生が後押ししてくれました。これからも山梨で、頑張っていきます!
私は一人っ子。周囲はいつも年上の人ばかりで堅苦しい感じがしていました。両親が私に期待していることは、小さい時からひしひしと感じられました。だからでしょうか。幼い時から私は「この窮屈な家を出ていく!」「山梨を出ていく!」ということをモチベーションにしていました。念願かなったというべきか高校卒業後、就職のために東京へ。
そして始まった、東京での散財。生まれて初めての「自由」を勘違いしたのかもしれません。仕送りを使い切るのは当然で、アルバイトもしましたが全然足りず、後は消費者金融からの借金でした。借金に罪悪感はありませんでした。なぜ、あんな無茶なお金の使い方をしてしまったのか、今となってはわかりません。当時の私は、何かが壊れていたのかもしれません。
気がつけば、借金地獄。給与では返済できないほど借金がふくらみました。砂の中でもがくアリのように、借金の穴から抜け出せなくなってしまいました。このままでは解決できない…とやっと気づき、債務整理相談を決心。インターネットで評判の良さそうな弁護士の先生を探し、債務整理を専門にしている弁護士の先生に債務整理を相談しました。
債務整理相談の結果、任意整理をすることになりました。任意整理のおかげで、毎月の返済額を大きく減らすことができ、やっと生活を立て直す目途がつきました。山梨から逃げるように出てきた東京ですが、何かから逃げても結局、本当の解決にはならないのだ…としみじみ感じました。借金を返し終わったら、山梨へと帰れるように準備も始めたいと思っています。両親ときちんと向き合い、山梨でやり直すつもりです。
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